マルチ商法と統一教会(1)
[おやぢのメルマガ:1999/11/05 Vol.016 より]
アムウェイ商法は「マルチに類似」と東京地裁が認定 1999年10月28日
著書で販売方法を「マルチまがい商法」などと指摘され、名誉を傷つけられたとして、無店舗販売大手の日本アムウェイ(本社・東京)が、出版社と著者らに出版・販売の禁止と損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は27日、請求を棄却する判決を言い渡した。大橋弘裁判長は、日本アムウェイのシステムが「マルチ商法と同様の特徴を備え、同じような弊害が生じていることから、マルチ商法と論評したことには少なくとも真実と信じるに足りる相当な理由があった」と述べた。
被告は、「アムウェイ商法を告発する―“マルチ”No.1企業の全貌(ぜんぼう)」を出版したあっぷる出版(北原章代表)と著者でフリーライターの山岡俊介さん(40)。
判決で大橋裁判長は、日本アムウェイの商法について「訪問販売法で規制されている連鎖販売取引の要件の主要部分を満たし、社会問題性を抱えており、マルチ商法に類似していることは明らかだ」と認定。そのうえで、山岡さんらが著書で、「マルチ商法」「マルチまがい商法」と論評したことには「真実か、少なくとも真実と信じるに足りる相当な理由がある」として、同社の営業が「違法に妨害されたとはいえない」と結論づけた。
裁判長が「アムウェイはマルチなんだな」と遠慮がちに論評しているの歯がゆい気がする。おやぢ的にはまだまだまだ甘いなと思う。
ネットワークビジネス、コミニュケーションビジネス、MLMマルチレベルマーケティング、とかなんとか横文字でごまかしても、だめなんだなあ。
こういうのは「ねずみ講」とひとくくりにすればいいんですよ。
ビデオセンターなんてのも横文字使ってそれらしく装ってるが要は「勧誘窓口」なんですよ。
だから街頭で偽アンケートやインチキ占いを駆使して勧誘窓口に連れてくる連中は「ぽん引き」なんだよ。あーー恥ずかしい……
ご意見をいただきました。
「考えてみたら、マルチ商法と統一教会等がやっているシステムというのは同じですよね~」
____そーなんですよ!システムは同じなんですよ。
ぼくもマルチ商法に勧誘され活動した時期がありましたが、勧誘員はみな同じ雰囲気をもっているんですね~、こわいですねこわいですね。アムウエイのメンバーなんかは統一教会員と見紛うばかりのテンションでした~。
「マルチでは、自分が商品を売る親となり、子供を増やしていって儲けようというシステムだけど……要はネズミ講といっしょで儲かるのは胴元とそれに近い幹部らで、末端の者は全く儲からず、それどころか借金漬けになる」
____そのとおりです~。
おやぢは、食口からも敬遠されてますが、マルチ講をやっている皆様からも敬遠されてます~(笑)
KKCの山本一郎を信じていた教会員たち
KKC:経済革命倶楽部
1995年頃、山本一郎がKKCを発足させ、活動開始。
1996年、出資法違反でKKCが家宅捜索を受ける。
1997年、山本が詐欺罪で逮捕される。
2000年、東京地方裁判所で山本に懲役8年の実刑判決。
2007年6月、山本が11年ぶりに出所。同年、有限責任事業組合(LLP)経恵志(ケーケーシー)を発足させる。
右:山本一郎氏
画像出典:https://tcc2.seesaa.net/article/462974687.html
関連資料:巨額詐欺事件で有名な、元KKC(経済革命倶楽部)の山本一郎に会ってきた 上
巨額詐欺事件で有名な、元KKC(経済革命倶楽部)の山本一郎に会ってきた 下
詐欺師の山本がとっつかまっても、
「山本会長は悪くないんです、警察が悪いんです!」
といっていたバカどもがいた。
いまだに
「山本会長が逮捕されなかったら、配当があったのに……」
と信じているバカもいる。
KKC事件が起こるまえ、数人の教会員からKKC説明会へのお誘いがあった。
婦人部のババアたちからだった……
「幹部の方も参加してるんですよ~」
「奥様は北朝鮮の方なのよ~、ホント摂理的よね~」と言っていた。
どこが!?と思った。
KKCには当時の広報部長が絡んでいたことは周知の事実。
統一教会員が大挙して会員になっていたのも当然の事実。
しかし、なぜあんなワケノワカラナイものに取りこまれてしまったか疑問だ。
そういえば、未常識経済理論とかいうものを騙っていたよな、山本は。
あれを理解できる奴はキチガイしかいない。
ぼくは、そう確信した。
詐欺師の山本がとっつかまっても、 「山本会長は悪くないんです、警察が悪いんです!」 といっていたバカどもがいた。 いまだに 「山本会長が逮捕されなかったら、配当があったのに……」 と信じているバカもいる。
KKC事件が起こるまえ、数人の教会員からKKC説明会へのお誘いがあった。 婦人部のババアたちからだった……
「幹部の方も参加してるんですよ~」
「奥様は北朝鮮の方なのよ~、ホント摂理的よね~」と言っていた。
どこが!?と思った。
KKCには当時の広報部長が絡んでいたことは周知の事実。 統一教会員が大挙して会員になっていたのも当然の事実。 しかし、なぜあんなワケノワカラナイものに取りこまれてしまったか疑問だ。
そういえば、未常識経済理論とかいうものを騙っていたよな、山本は。 あれを理解できる奴はキチガイしかいない。 ぼくは、そう確信した。
おやぢリポートより抜粋
KKC事件の真相
刑法第二四六条【詐欺】
人ヲ欺罔シテ財物ヲ騙取シタル者ハ十年以下ノ懲役ニ処ス「KKCを潰したのは、警察とマスコミだわよっ!」
「山本会長を詐欺師だなんて、とんでもないわ!」
結局、KKCは1万2000人ほどの会員から360億円ものカネを集め、そのうちの160億円余りを配当金として会員に支払っていた。
差し引き被害総額は200億円ほどと見られている。中にはいまだ山本一郎の呪縛から逃れられない会員も少なくない。
逮捕前、並の詐欺師だったら、トンズラするところをマスコミの取材をいつ行っても受けていたことは、写真週刊誌などから窺い知る事ができる。「逃げも隠れもしない」
パフォーマンスを見せては会員の動揺を押さえるなど、したたかに居直って見せていたのであろう。
~中略~
「私は自分を二千年に一度の大聖人と考えており、私だからこそ、この理論を編み出せたのです」
「私には単なる一専門家ごときにはないような、時代に対する洞察力が抜群にあり、もうかる事業を見抜く勘があった」
「これは、警察や検事さんには分からないでしょうが、私や私のところで勉強した人には分かるんですヨ」
__とは、取調室で捜査員らをあきれさせた「山本語録」の一部である。
~中略~
山本のホラを笑って楽しめる余裕があれば被害者などいなかったはずだ。 しかし、どうやら現実はこの荒唐無稽な珍理論を信じてしまった人が多いらしい。
説明会参加者から聞くところによると、山本は宗教的な話もするし、人の良心に訴えかけるような、相互扶助、助け合い精神、倫理道徳的な理想論も随所に織り交ぜて、面白おかしく、また時にはまじめな表情で語っていたらしい。理論的に納得したというより、どちらかといえば情に訴えられて会員になった人が多いらしいのだ。 死んでから天国にいくのではなく生きている間に、皆が相互扶助の精神で経済的にも心も豊かに潤う「地上天国」をつくりあげることを標榜していたんだという。
そして、教祖たる山本はこう言った。「皆さんは金を預けているだけでいいんです。皆さんは、楽してもいいんです。私が、皆さんの代わりに一生懸命働いて、お金を儲けて、その儲けた中から、皆さんに還元すればいいんですから……」
その地上天国とやらを実現する為には、多くの賛同者=カネを出す人がいなければならない、故に多くの人を勧誘することが必要である。
これは、布教そのものであり、ここまでくると、もう宗教団体と何ら変わりない。 実際、かつてマスコミでも大きく騒がれていた「統一教会」の婦人信者達が、より多くの御布施をしたいがため、多数会員として名を連ねていた事もおやぢの調査で判っている(裏が取れている)
余談だが、マルチ商法を伸ばす秘訣として、宗教団体を巻き込むことは胴元の暗黙の掟であることも付け加えておこう。
マルチ商法と統一教会(2)はこちら
⇒https://oyadi2022.com/uc_confession_note-31
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